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市民団体に暴力を振るう中国人 |
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1000万のソウル市民のうち、聖火リレーを見た者はほとんどいない。27日午後、聖火はソウル市内22キロを走り抜けたが、沿道でソウル市民の目を塞いだのは、立ち並ぶ「五星紅旗」と、人垣を作る6000人の中国人たちの壁だった。韓国警察の警備よりもなお、頑強な姿勢で聖火を警護しようとする彼らを見て、ソウル市民は「ここは中国なのか?」と、怒りとも嘆きともつかない声をもらしていた。(ソウル・李民皓)
4月上旬、ある中国人留学生は言った。
「警察の助けがなくても、自力で(群集を)整理できる」
決して誇張ではなかった。ソウルは厳戒態勢で聖火を迎えた。聖火リレーの警護は「国家の要人警護」レベルだった。
大韓体育会は、聖火リレーのコースと当日行われるイベント、リレー走者を直前まで非公開にした。警察は突発的な状況に備えるためだとして、9300人の警察官を警備に動員した。聖火リレー走者に並走する特殊警護要員は140人余りに上った。
それでも衝突は避けられなかった。聖火の出発を見送った中国人グループの一部が、道の反対側で中国の人権状況に抗議していた韓国の市民団体に向かって突進。6000人の中国人と200人あまりの韓国人デモ隊では勝負にならなかった。
警察の警備ラインは一瞬で崩され、現場は中国人が投げる石とプラスチック片、ブロックが飛び交い、騒然となった。韓国人記者一人が頭部にケガを負い、チェ・ヨンホ自由青年連盟代表の胸部には金属製の工具が当たった。
聖火が韓国の地に留まったのは21時間。“平和の祭典”オリンピックの聖火は、暴力的な群集によって迎えられ、多くの負傷者を残して平壌に向かった。
政府と警察は、聖火を平壌行きの飛行機に乗せ、安堵のため息をついたことだろう。しかし韓国国民は、ソウル中心部にいながら、我が物顔で暴力を振るう数千人の中国人の姿を見て、肩を震わせ怒っていた。
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中国国旗に覆われたオリンピック公園 |
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「ここは韓国なのか」
聖火リレーを直接奪おうとするトラブルは、2度発生した。
3時頃、地下鉄新川駅付近で、聖火を奪おうとした一人の脱北者が警察に連行された。約30分後、ヨクサン駅付近で北朝鮮人権団体の会員二人がシンナーを撤いて聖火リレーを阻止しようとしたが、警察に逮捕された。
オリンピック公園で会ったパク・ヒョンスンさん(64)は「ここまで多くの中国人と中国国旗を見たのは初めてだ。ここは韓国なのか中国なのか、目を疑ってしまった」と困惑気味に述べた。
中国一色に怒り
中国人の行動は過激で一方的だった。
数十人の中国人が市庁付近のホテル内に乱入して、チベットの旗を持っていたデモ参加者を暴行。市庁近くでは「フリー・チベット」と書かれたティーシャツを着る米国人ら5人が中国人に襲われた。聖火リレーでは約15人の負傷者が出た。
会社員のアン・ウンヨンさん(33歳)は「白昼堂々と、外国人が自国民を殴打するのを見て、なぜ警察は手をこまねいているのか。怒りを覚える。北京五輪ボイコットの声が高まっている理由を目の当たりにした気がする」と語った。
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