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2008年4月9日発行
 
韓国総選挙 ハンナラ党に追風
 

 9日に投開票が行われる韓国の総選挙は、与党ハンナラ党の圧勝が確実視されている。党内の推薦枠をめぐり、朴槿惠派の議員が大挙離党するなど、不安材料はあったが、議席の過半数(150議席)を占めるのは間違いないだろう。

党内の混乱を終息させるために姜在渉代表(写真左)は立候補を辞退した
 
   

 中央日報とYTNが1日に行った世論調査では、ハンナラ党170議席、大統合民主新党86議席、無所属16議席、自由先進党9議席、親朴連帯2議席、民主労働党と進歩新党が1議席となっている。主要政党が独自に算出した獲得議席予想もほぼ同様の結果を得ている。
 選挙終盤でハンナラ党優勢が色濃くなった背景には、最近1カ月で北朝鮮が行った挑発行為が影響したと分析されており、「金正日がハンナラ党を助けた」とまで言われている。
 北朝鮮は、開城工団から韓国政府関係者を退去させたり、朝鮮半島西海でミサイルを発射したりするなど、韓国に対する揺さぶりを強めている。
 青瓦台は北朝鮮に対して原則的な姿勢を貫いたと国民の肯定的な評価を受けている。李大統領とハンナラ党は、前政権との違いを有権者に再び印象づけることに成功したといえる。
 民主新党や民主労働党などは、政府に第一次南北共同宣言の履行を促すなど、北朝鮮への譲歩を呼びかけた。
 ハンナラ党とは対照的な反応だったが、有権者の票を失うという世論調査の結果を招いただけだった。
 選挙前に大勢が判明していることに加え、世間の注目を浴びる政治的な論争がないことから、選挙当日の投票率は低いと予想されている。特に親北政党に支持を寄せる若年層の投票率は低いと見られる。ハンナラ党にとっては追い風だ。
 首都圏のある選挙区では、ハンナラ党候補が民主新党候補に36%対18%でリードしている。大差のリードを支えるのは60歳以上の有権者だ。この層だけで候補者の支持率を見ると、54%対2・5%と、ハンナラ党候補が20倍以上の支持を集めている。
 比例代表選挙の結果もハンナラ党優位だ。
 政党別支持率を見ると、ハンナラ党と民主新党が約6割を占めている(3月30日、韓国ギャロップの調査)。ハンナラ党の支持率は42・1%、民主新党の14・5%の3倍だ。民主新党の政党支持率を15%として計算すると、比例代表(54議席)での予想獲得議席数は8議席にすぎない。
 (ソウル・李民皓・金成c)

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