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急浮上した朴槿惠支持の新党
ハンナラ党 「過半数獲得は困難」
「勝って議員として戻ってきてください」。ハンナラ党の朴槿惠元代表は、党の公認を得られず離党し、独自に総選挙への立候補を決めた議員たちに声をかけた。力のこもった激励の言葉だった。最近ハンナラ党を離党した議員のほとんどは、昨年の大統領選で朴槿惠陣営についた人々だ。彼らは新政党「親朴連帯」を立ち上げた。9日に行われる総選挙で、ハンナラ党にとって無視できない存在になっている。
(ソウル・李民皓)
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朴槿惠元ハンナラ党代表(右)に何やら話しかけているような李明博大統領。両者のミゾは深まるばかりだ(写真=聯合) |
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3月27日、世論調査機関リアルメートルが発表したところによると、発足当初0・2%程度の支持だった「親朴連帯」は、わずか1週間で支持率を7・1%に上げた。ハンナラ党、大統合民主新党に続き、政党別支持率で3位につけた。
この急造政党は、総選挙のダークホースとして浮上することになった。彼らが支持する朴槿惠氏は、ハンナラ党所属のまま大邱で立候補した。奇妙な選挙構図ができあがっている。
「親朴連帯」は、ハンナラ党の地盤である慶尚道でハンナラ党候補に肉薄している。専門家は、朴正煕元大統領と娘の朴槿惠氏の2代にわたる地盤の慶尚北道の住民が、「親朴連帯」に強い同情を寄せていると見ている。同情票は「朴正煕効果」と呼ばれている。
「親朴連帯」は、総選挙後ハンナラ党に戻るものと見られる。
総選挙の争点は、ハンナラ党が過半数の議席を得られるかどうかだ。
ハンナラ党は、対外的には「過半数獲得は困難」と苦戦の状況を有権者に訴えているが、胸のうちは、最低でも150議席から170議席は堅いと楽観視している。ハンナラ党の票読みは、複数の世論調査でも裏付けられている。
首都圏(ソウル・京幾・仁川)111カ所の選挙区のうち、ハンナラ党勝利が確実視されているのは50カ所以上。接戦が予想される35の地区のうち、5、6カ所で勝てば過半数獲得となる。大統合民主新党が優勢地域は25カ所。大統領選直後は「10カ所で勝つことさえ大変だ」と言われたことを考えると、大健闘といえる。
大統合民主新党は首都圏で30議席は確保したいと意気込んでいるという。新政権の支持率低下と巨大与党誕生に対する警戒心などが作用して、首都圏の有権者は民主新党支持に傾きつつある。
新政権の支持率は低下しているものの、総選挙でハンナラ党が敗北する可能性は低いというのが大方の見方だ。04年の総選挙の際には「大統領弾劾」で盧政権に対する向かい風は強かった。今回はハンナラ党に逆風が吹いているものの、大勢に影響はなさそうだ。
地方に目を移すと、慶尚道はハンナラ党と親朴連帯が、全羅道は大統合民主新党と金大中派の無所属候補が台頭している。
金大中派候補は、当選後、民主新党への復党を公式に表明している。
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大統合民主新党の候補者たち(3月23日) |
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24の選挙区をもつ忠清道では、李会昌が総裁として主導する保守系の「自由先進党」が勢いを伸ばしている。
朝鮮日報とSBSの共同調査によると、李会昌総裁は、選挙区内のハンナラ党候補・洪文杓議員に2倍以上の差をつけている。公州では自由先進党の沈大平代表が、ハンナラ党のオ・ビョンジュ候補を大差でリードしている。
ただ、自由先進党が優位に立っているのは忠清道の10カ所程度で、全国規模で見ればそれほど多くない。忠清道以外の地域では候補を出すことすらできず、ハンナラ党に並ぶ保守政党を目指した自由先進党は、苦戦を強いられている。このままでは院内交渉団体(20議席以上の獲得が条件)構成もままならない。
特定政党への帰属を明らかにした地域政党の出現や、政界を揺るがす事件もない。盛り上がりに欠ける9日の総選挙。客観的な情勢を見渡すかぎり、ハンナラ党の過半数議席獲得は揺るがないものに見える。
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