| キムチ、カルビ、コメ・・・ あふれる中国産
中国産食品を巡るトラブルが世界中で絶えない。韓国も例外ではない。
韓国でもっとも売れているスナック菓子「セウカン(えびせんべい)」の袋からはネズミの頭が、ツナ缶からはカッターナイフの破片が、カップラーメンからはプラスチック片が相次いで発見された。どれも製造工程の一部を中国国内の工場に委託しており、中国で異物が混入された可能性は排除できていない。
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安価で客に提供できるのは材料費をかけないから? |
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韓国のマスコミは、今度はどの食品から異物が発見されるのかと、血眼になって追っている。だが肝心の安全対策はどうか。
食品以外にも世界的に中国製品を敬遠する動きが強まっているなか、韓国内では中国製品の安全性を危ぶむ声は何一つ聞こえてこない。
中国製品から人体に有害な物質が発見されたという話はよく聞くが、韓国政府が原因を特定し、中国に抗議したことはない。米国産牛肉から危険部位とされる骨片一つが発見されただけでも米国大使館前でデモを行う市民団体でさえ、中国産食品トラブルには沈黙する。
野菜や菓子の原料にネズミや虫が混入するのはまだ理解できる。しかし、人体に有害な鉛などの化学物質は、人の手を介さずに食品に混入することはありえない。
韓国で起きた大規模な中国産食品偽装事件としては、昨年発覚した“チンサル事件”がある。チンサルとは収穫したコメを蒸し、乾燥させた保存食だ。件の中国産チンサルは、3年前に収穫されたコメで、家畜のエサに使われるものだった。
チンサルから検出された細菌の数値は、バスの手すりやエレベーターのボタンから検出される値よりも高かった。古米を新米のように見せようと工業用漂白剤を使っていたことも明らかになった。
韓国米の3割程度で手に入る中国産チンサルは、病院や弁当屋、飲食店などで使用された。ソウル市内には海苔巻きを1本1000ウォンで売る店が立ち並んでいる。家庭で作るよりも安い値段を支えていたのは、中国産チンサルだった。
チンサル以外にも、重量を水増しするために重金属を混ぜた水産物や、鉛入りキムチ、化学物質のマラカイトグリーンが入ったうなぎなど、中国産食品には問題が絶えない。
米国の民主党と日本政府は、中国産を使用していない製品や食品に「チャイナフリー」マークを付けることまで検討中だ。
米国ではFDA(食品医薬品局)だけでは取り締まりに限界があるため、中国産食品のみを対象にした新しい検査器の設置を推進中だという。カナダとEUも食品の安全確保を中国に強く要求している。
韓国保健社会研究院によると、中国食品の国内輸入量は、輸入食品全体の31・1%を占める。10年間で輸入量は6倍に増加した。
中国産食品の輸入規模は今や、年間4兆ウォンを超える。韓国の食卓に欠かせないキムチ、コメ、カルビスープ、唐辛子といったものまで中国からの輸入品が市場にあふれている。
韓国ほど、「チャイナフリー」が切実に求められている国はない。
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