統一日報 ログインはこちら
ホームNEWS情報NETWORKデータベース
トピックス政治経済社説社会文化特集
2008年4月2日発行
 
開城工団 職員撤収の波紋
 


「南北関係の根幹は91年合意書」
相互主義へ舵切る李明博政権

 李明博政府は、1991年に締結された「南北基本合意書」を南北関係の根幹に据えることにした。金大中元大統領が金正日総書記と交わした2000年6月の「南北共同宣言」と、盧武鉉前大統領が昨年10月に合意した「南北首脳宣言」にはとらわれないということだ。対北政策の原則として「相互主義」が適用されるのは、10年ぶりのことだ。
(ソウル・李民皓)

 統一部は3月26日、ソウル市内の南北会談本部で業務報告を行った。報告では「10・4南北首脳宣言」についての言及が一度もなかった。10・4宣言の重要経済協力事業である西海平和協力特別地帯の設置や、開城‐新義州をつなぐ鉄道インフラ事業に対する話し合いすらなかった。
 前政権が北朝鮮と合意した南北経済協力事業は、全面的な停止か一時的な留保を余儀なくされそうだ。
 統一部は南北経済協力事業について、「今後関連機関と検討する予定」と公式に発表した。しかし、「南北合意事項を修正する」(10日、金夏中統一部長官)という発言からは「事業の全面白紙化」の可能性もうかがえる。
 北朝鮮の対応は早かった。
 北朝鮮当局は24日、開城工団に常駐する韓国政府職員に対し「全員退去」を要求。韓国政府は27日早朝、施設管理員2人を除く全員を撤収させた。韓国統一部の金長官が19日に行った「核放棄なしに開城工団を拡大することはできない」との発言に問題があったという理由だった。
 北朝鮮が韓国新政府に行動で反発したのは初めてだ。
 韓国政府の対北政策変更は確実視されている。
 統一部の業務報告を聞いた李明博大統領はまっさきに「国民の意に反する南北交渉は今後なくしていく」と述べた。すでに統一部職員には「交渉姿勢の変更」を指示している。
 李大統領はさらに「もっとも重要な南北間の基本精神は、1991年に締結した南北基本合意書であり、その精神は守られるべきものだ。基本合意書には朝鮮半島の核に関する事項も含まれており、北朝鮮も非核化のため、合意書の精神に同意している」と言った。過去10年間、一方的な対北支援に終始した太陽政策を見直し、「相互主義」に基づく対北政策を敷くことは明らかだ。
 新政府が91年の合意書を「南北関係の根幹」と規定したことで、2000年と2007年の南北首脳宣言は、南北基本合意書以上の効力を持たなくなる。
 統一部は南北関係の3大目標として「非核・開放3000政策」の履行準備、共存型経済協力の拡大、互恵的な人道支援の協力推進を設定した。また、韓国人拉致被害者や韓国人捕虜問題の解決と離散家族の常時再会態勢の構築など、12項目の課題も発表した。

 



他の記事を読む
モバイルWiMAX商用化へ
韓国経済短信
 
当社は特定宗教団体とは一切関係ありません
Copyright 2008 onekoreanews.net All Right Reserved.
会社案内  個人情報  著作権  お問合せ