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政令都市に4000基地 端末メーカー小型化競争
高速ブロードバンド、モバイルWiMAXを商用化する事業会社UQコミュニケーションズ(本社・東京品川)が1日、立ち上がった。先月21日には都内で説明会が開かれ、通信事業者や装備供給者、端末メーカーなど予想を上回る数百社が参加した。同社は、6月から基地局設置を始める。ネットワーク構築に参画するサムスン電子は、屋内基地局装備を供給する。屋外装備を富士通、センター装備を日立が供給することになった。モジュールを組み込む端末は小型化が見込まれるが、携帯でなくパソコンになるもようだ。
同社の主力株主であるKDDIによると、6月から基地局設置工事を始め、9月までに300局、09年2月までに約1000局に広げる予定。来年2月から東京23区と横浜などで試験サービスを始め、夏に東京、名古屋、大阪で本格商用サービスに移行する。10年3月末に4000局規模で政令指定都市全域をカバーする。
WiMAXの機能を組み込んだ端末についてはメーカーの戦略次第だが、KDDIでは「端末は携帯ではない。WiMAXだから小さくなるとは限らない」(広報課)と話している。A4型になるかB5型になるのか、パソコンとPDA(携帯情報端末)の中間になるのかわからないが、小型化する可能性はあるという。
UQ社は、ユーチューブのような大容量のもののインフラ整備を受け持ち、ネットワークを提供するが、端末機器の製造には関わらない。同社と端末メーカーとは「垂直統合の形」ではないと説明する。
サムスン電子からシステム供給を受け、試験サービスを行っていた米大手通信事業者スプリント・ネクステル社は、今年上半期から商用サービスを開始する。「UQ社とスプリント社のインフラ規格は同じで、互換性もある」(KDDI)。ローミングは事業者同士の契約に委ねられることになるという。
サムスンは、スプリント・ネクステル、UQ社のほか、テレコムイタリア、イギリスのBT、ブラジルのTVA、サウジ、南アでWiMAX供給契約を結んでいる。
米国では、グーグルが次世代技術にWiMAXを選択すると見られており、AT&TもWiMAX採用を決めている。ヨーロッパではWiMAXに対する2・5―2・6GHz帯の割り当てが検討されているという。
8月にオリンピックを控えた中国では北京にWiMAX基地局150カ所を含むブロードバンド・ワイアレス通信網を整備中だ。
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