経済制裁解除求め
北朝鮮に対する日本の経済制裁に抗議する集会が6日、東京の衆議院議員会館前であった。
集会は、4月13日に期限を迎える日本政府独自の経済制裁の解除を求めるもので、朝鮮総連が呼びかけた。在日朝鮮人約150人が会館前に座り込み、制裁の不当性を訴えた。
 |
|
|
「万景峰号は北朝鮮の肉親に会える唯一の手段」
|
|
|
|
集会に参加した総連関係者は「万景峰号は北朝鮮にいる肉親と会える唯一の手段だ。そんな船の往来を止めた日本は、初歩的な人道上の権利を踏みにじっているとしか言いようがない」と憤った。
日本当局の反応は冷ややかだ。
「人道上の権利を云々する前に、自分たちの置かれた立場を考えるべきではないか。万景峰号は不正輸出や不正送金の温床とされている」と、内閣官房関係者はいう。
「この船を使って北朝鮮に不正送金が行われたという証言は多い。いくら法律で送金や輸出を規制しても船が入港する以上、違法に持ち出される可能性がある。制裁は続けられるべきだ」
来月に期限を迎える日本政府独自の経済制裁が延長されるかどうかはまだわからない。
北朝鮮の核問題で、任期切れを前に成果を上げたいブッシュ米大統領が、「北朝鮮を刺激しないように」と日本政府に働きかけており、これには福田康夫首相もおおむね理解を示しているとの見方が多い。米国が北朝鮮をテロ支援国家リストから解除しようとしている動きに、福田首相は反対していない。
日朝貿易会社の関係者の間では「経済制裁の解除が既定事実として知れ渡っている」という声が広まっている。
◇
日本政府は06年7月の北朝鮮のミサイル発射を受け、特定船舶入港禁止特別措置法を適用し、貨客船「万景峰92」の入港禁止などの制裁を発動。同年十月の核実験以降、北朝鮮籍船舶の全面入港禁止や、高級食材などの輸出も禁止する追加制裁に踏み切って今に至っている。
|