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2008年3月5日発行 |
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大戦末期の少年農耕隊
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東京の研究者 「当事者の声を聞きたい」
第2次大戦末期に朝鮮半島から動員された「陸軍少年農耕隊」について、日本の研究者が証言を求めている。
愛知県豊田市の農村部育ちの雨宮剛さん(72)=東京・町田市=は、同市猿投南部国民学校時代に農耕隊を目撃した。「年端もいかぬ彼らがなぜ日本で荒地を開墾していたのか」。朝鮮の少年兵が忘れられず、記録にとどめようとしている。
雨宮さんは、昭和20年(1945)の2―3月頃、青少年の農耕隊が突然、村に現れたのを記憶している。20―30人のグループで自宅前の県道の反対側にあった荒地にサツマイモを植えた。少年たちは牛や馬のように使われていた。少年らは、軍の食糧を生産するための労働力だった。軍は40人前後の一個小隊か中隊で下士官、上等兵、伍長のほか大尉もいた。
雨宮さんは、顔に傷をつけた少年がつるべの井戸の水を飲みに来たときの光景をまざまざと覚えている。逃亡を試みたが捕まり殴られた跡だった。
朝鮮の少年兵について記録はほとんどない。日本が敗戦してあの少年たちはどうなったのだろう。
10歳の頃目の当たりにした農耕隊の悲劇を調べ始めたところ、誰も知らず、今記さねばという危機感から、調査に乗り出した。
静岡県清水市、長野県伊那市など愛知県以外でも同じ農耕隊が送られていることがわかっている。「情報(証言)を持っている方に提供をお願いしたい。もしや農耕隊を体験した方に証言をいただけるのなら実態を聞かせてほしい」
時に寄せられる証言を整理しながら、雨宮さんは「当事者の証言が聞きたい。そこを突破できれば歴史の真実に近づける」と話している。連絡は042・771・3707まで。 |
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