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サムスンが基地局装備供給 韓国とローミング検討
09年夏から本格サービスを始める日本の高速無線通信、モバイルWiMAXに、サムスン電子が富士通とともに基地局装備を供給する。2.5GHz帯の高速無線サービスを進めるWiMAX事業会社UQコミュニケーションズ(田中孝司代表、資本金170億円。本社・東京)のネットワークづくりに参画することになった。サムスンジャパンでは「詳しい内容は今月末に確定する」(戦略企画室)としている。
どこでもリアルタイムで大容量の動画像を携帯端末で見ることのできるWiMAX技術は、米インテルが開発を主導した。韓国でワイブロと呼ばれているが、「基本的には同じ技術」(サムスンジャパン)だ。「夏の北京五輪を携帯で見られるようにしよう」とたいへんな競争になっているという。
KDDIの100%子会社として出発したUQコミュニケーションズには、インテル、JR東日本、京セラ、三菱東京UFJなどが出資。昨年12月、総務省から基地局開設計画の認定(事業免許)を受け、3月1日に事業会社化した。
6月から基地局の設置工事を始め、9月までに300局、年末までに1000局に広げる予定。「09年2月から東京23区と横浜などで試験サービスを始め、夏に東京、名古屋、大阪で本格サービスに移行する」(KDDI広報課)。本格商用サービスは最低1500局から多くて4000局規模で始められる見通しだ。
競争入札で、08年度のインフラ設備の供給者には、基地局装備を富士通、サムスン電子、センター装備を日立製作所、伊藤忠テクノソリューションズが決定した。サムスン電子は、屋外基地局と屋内基地局の装備を供給する予定。同社は02年からKDDIにCDMA(符号分割多重接続)システムを供給している。
国際ローミングについてUQコミュニケーションズは、「韓国KTと行う方向で議論を始めた」と明らかにした。
韓国では06年に、KTとSKテレコムによってワイブロの商用化が首都圏で始められ、事業を拡大中だ。
WiMAX技術の標準化を推進したWiMAXフォーラムは01年設立。米インテル社など通信機器ベンダー(製造販売者)、通信事業者など530社が参加している。昨年10月、国際電気通信連合(ITU)はWiMAXをIMT12000(第3世代移動通信方式)の一つとすることを勧告した。
サムスン電子情報通信統括部の崔志成社長は「日本にモバイルWiMAX装備を供給することで、モバイルWiMAXの国際化に拍車をかけたい」とコメントした。
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