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業界トップ2の関係ゆらぐ
韓国のサムスン電子から液晶テレビ用パネルを調達しているソニーは2月26日、液晶パネルをシャープと共同生産すると正式に発表した。ソニーは「サムスン電子との協力関係に影響を与えるものではない」と話している。韓国側の受け止め方は違うようだ。サムスン・ソニーの提携関係がうすれるような中で、世界最大級のLCD団地が造られている韓国忠清南道の牙山市は27日、緊急対策会議を開き、今後の対応を協議している。需要の高まる薄型テレビの生産は台湾メーカーや北米メーカーを巻き込んだ競争に発展しそうだ。(鄭重国)
ソニーは現在、サムスン電子と共同出資している韓国の合弁会社「S―LCD」(忠清南道牙山市)から液晶パネルの大半を調達している。今後もサムスンとソニーの協力関係は維持されるとみられるが、両社の関係変化は、韓国の地域経済に影響を与えそうだ。
牙山市にあるサムスンとソニーの合弁会社「S―LCD」は、「第7世代」から「第8世代」の一つのラインまで共同投資に合意している。
しかし、投資規模が総額4兆ウォンとされる「第8世代」の2つ目のラインや総額5兆ウォン規模の設備投資が必要とされる「第10世代」ラインの増設計画は不透明となった。
当面は、約4000人の雇用効果や3兆ウォンの生産誘発効果が期待されていた「第8世代」の2つのライン建設計画がどうなるか注目される。
牙山市では現在、「第11世代」、「第12世代」のLCDライン増設のために、211万4000平方メートル規模の産業団地を造成中だ。09年に完成を予定している。
世界の大型液晶パネル需要は急速に伸びており、07年大型液晶パネルの需要は初めて3億台を突破した。08年度には四半期別で1億台を超えると予想されている。
テレビ用液晶パネルの世界シェアは、07年度台数ベースで、1位友達光電(台湾)、2位LG(韓国)、3位サムスン(韓国)などとなっている。ソニーなどに供給する台湾メーカーはサムスンよりも安い価格で液晶パネルを提供している。
世界の液晶テレビ市場では現在、1位サムスン、2位ソニー、3位シャープとなっているが、北米市場では昨年からVIZIOなど新興メーカーが台頭しシェアトップの座を奪っている。
液晶パネルや薄型テレビ市場で、各国メーカーの生き残りをかけた競争は激しさを増すばかりだ。
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