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韓国よりも安い有名ブランド
韓日観光は2007年、1つの節目の年となった。来日する韓国人の数は、訪韓する日本人の数を約40年ぶりに上回った。ウォン高円安などにより、観光目的で日本にやってくる人々が増えたことが最も大きな理由だ。韓国人をはじめとする外国人観光客を取り込もうとする百貨店などの営業努力が今年になって目立っている。
(溝口恭平)
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観光客に人気の大型電器店。店頭のハングルの案内板が客を呼ぶ |
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国際観光振興機構(JNTO)の推計によると、昨年一年間で日本を訪れた韓国人の数は、250万人を超えた。過去最多だった。観光目的で来日した韓国人は、全体の7割以上を占める。
韓国人観光客は、名所・旧跡めぐりよりも買い物に忙しい。特に海外有名ブランド品が並ぶ大手百貨店では、韓国人をはじめとする外国人観光客の姿が多く見受けられる。日本にしかないモデルがあることに加え、同じ商品でも韓国よりも安く手に入れることができるからだ。
「日本の関税率は、韓国よりも低いはずだ。輸入する量が多いから単価が低いといわれることはあるが、そんなことはない。日本向けも韓国向けも、輸出されるときの値段は同じはずだ」
海外有名ブランドの輸入元の関係者はいう。
韓国の旅行会社大手「ハナツアー」では、1泊3日の東京ツアーが飛ぶように売れるという。
金曜の夜に出発し、月曜未明に帰国する。このタイプのツアーの利用客は、2003年の295人から2006年には5278人になった。
外国人観光客が多く訪れる東京・新宿タカシマヤでは、昨年五月中旬から外国人向けに免税サービスを始めた。パスポートなどの身分証明書を提示すると、店内の商品が一部免税されるサービスだ。
同店広報室によると「実数は明かせないが、(サービス利用者が)飛躍的に増えているのは確か」という。
英語をはじめ、スペイン語や中国語を話すスタッフも昨年9月から採用しはじめたという。同店には現在、9人のスタッフが外国人買い物客のアテンド役として勤務している。タカシマヤ以外にも、新宿界隈の百貨店では、昨年から外国語を話せるスタッフの配置が進んでいる。
家電量販店でも外国人向けに書かれた案内板が目立つようになった。
「ヨドバシカメラ新宿西口本店」には外国人の姿が目立つ。外国語で書かれた案内板も店内の一区画に集中している。「免税コーナー」だ。
免税コーナーを訪れる外国人買い物客は後を絶たないが、同店従業員は「外国語を話せるスタッフを特別に雇ってはいない。一番多い中国人ツアー客は、日本語ができる中国人留学生と一緒にくるから」という。
店側の姿勢が変わったことについて、ある百貨店関係者は「外国人を“お客様”と認知するようになったからでしょう」と明かした。外国人客をどう掴むか、どの店にとっても小さな課題ではなくなってきている。
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