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2007年11月7日発行版
 
「肩ごしの恋人」公開   インタビュー イ・オンヒ監督
 
 
30代韓国女性の悩み描く

 今月23日から全国ロードショーが始まる映画「肩ごしの恋人」。30代の韓国人女性が抱える悩みを、不倫を通して描き出す。メガホンを執ったのは、主人公と同世代のイ・オンヒ監督。映画製作の舞台裏を聞いた。
(文化部・秋一紅)

   

 映画のモチーフをどのように。
 「私は独身ですが、ヒス(夫の不倫に怒り、家を飛び出してしまう主人公)のような友人が身近にいたので、参考にできる点は参考にしました」
 例えばどのような点ですか。
 「原作(唯川恵の小説)を大きく変えることはできないので、結婚してからも仕事や家事で、ある種のプレッシャーにさいなまれる女性像を強調することを心がけました」
 映画の中で、ヒスは離婚を選択しますね。
 「ヒスは勇気がある。他人の視線を気にするより、自分がどうすれば幸せになれるかを考えている。女性の観客には、選択可能な範囲で、自分が満足できる生き方を選んでほしいと思っています」
 韓国では、結婚より仕事を取る女性が増えているといわれますね。
 「“ゴールドミス”と呼ばれる、裕福な30代以上の女性が増えているのは確かです。概して美しく、能力もある。能力のある女性が、自分にとって最良の努力をしているということでしょう。夫と別れたヒスは、仕事を探して自立しようとする。が、これといった資格を持っていない。彼女にとって払うべき努力は、仕事で成果を残すことではなく、自分を美しく保つことだった」
 韓国の離婚率が高まっていることと、結婚生活で感じるプレッシャーは絡み合っているのでしょうか。
 「結婚生活で感じるプレッシャーが原因で離婚が増えているとは思いませんね。最終的にヒスは夫と復縁しますが、それは彼女が自分を美しく保つことに楽しさを見出したからです。ヒスがやりたかったのは、仕事ではなかった。結婚生活でプレッシャーを感じることはあっても、自分がやりたいことを見つけ、楽しく生きることができれば、解放されるのではないか。韓国で増えているのは『たそがれ離婚』と言われる熟年離婚で、プレッシャーに長年耐えてきた妻が切り出すことが多いようです」
 撮影現場の雰囲気はどうでしたか。
 「出演者とおしゃべりをするような雰囲気で進んだことはありました。男性の出演者は隅のほうで所在なさげだった(笑い)」
 女性のための映画という印象を受けます。
 「女性に共感してもらえる部分が多いのは確か。男性は、女性を理解するための勉強だと思って見にきてほしい(笑い)」

豪華な宮廷劇 舞台で再現
 韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が12月3日から26日まで、東京・日生劇場で舞台上演される。来年2月1日から23日までは名古屋・御園座での公演が決定している。
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