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2007年10月17日発行版 |
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北京暴力事件 脱北者連行の中国公安 |
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抗議した韓国外交官
中国公安による韓国外交官に対する暴行事件が起こった。韓国で波紋を広げている。
事件は9日、北京の韓国国際学校(北京市朝陽区)に駆け込んだ脱北者を中国公安が連行する過程で起きた。
学校側によれば、幼稚園児が下校する午後3時ごろ、脱北者とみられる20代前半の男女4人が、園児らを押しのけて学校内に入った。続いて20代前半の3人の女性が校内に入ろうとしたが、警備員に阻止され逃走した。
学校側は北京の韓国大使館に連絡を取ったが、先に駆けつけてきたのは、中国公安だった。
「(学校の)警備員が通報したようだ。中国の公安は学校警備を民間に外注している。警備会社は公安の管轄下にあって通報の義務があったのではないか」と、学校関係者は説明する。
現場に駆けつけた韓国領事4人は、脱北者を強制連行しようとする中国公安に外交官身分証を提示して連行を阻もうとした。
公安側は「ここは韓国の領土ではない」と、領事らを押しのけ、これに抗議する2人の領事の腕をねじ上げるなどの暴行をはたらいたという。
韓国の外交通商部は10日、ソウルの中国大使館関係者を呼んで抗議するとともに、拘束された脱北者の自由意思を尊重するよう求めた。
中国外務省の劉建超報道局長は、11日の定例記者会見で、「中国の公安当局による(正当な)公務執行を妨害した韓国の外交官の行為は、自らの身分を顧みないものだった」と、韓国政府の抗議に不満を表した。
北京の韓国国際学校は、国際法上、厳密には治外法権ではない。だが、これまで中国政府は北京にある外国学校に駆け込む脱北者の韓国行きを容認してきた。
脱北者に対する中国政府の対応の変化には、来年に控えている北京五輪があると、北京の韓国大使館の関係者は指摘している。
「中国は今年から脱北者への取り締まりを強化している。北京五輪を控えて、治安強化を狙っているのでしょう」
韓国大使館筋によれば、中国政府の取り締まり強化で韓国領事部が保護する脱北者の数も激減している。一時期は120人を超えていたが、現在はわずか20人程度だという。
特にブローカーへの取り締まりを強化しており、脱北のルートに在外公館や国際学校が選ばれることは増える見込みだ。
今後、脱北者をめぐる韓国と中国の摩擦は、さらに拡大するかもしれない。
(政治部・崔世一)
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