中国地図に重ねたロゴマーク
7月に進水した韓国海軍初の大型輸送艦「独島」が、中国で物議をかもしている。艦のロゴマーク(写真)が中国地図に太極旗(韓国国旗)を重ねているからだ。
聯合ニュースによれば、人民日報の姉妹紙「環球時報」は「最近経済力の成長によって韓国で民族主義が頭をもたげているもよう」と報じた。環球時報は、韓国人がインターネット上で「太極旗で中国大陸を覆う独島艦のロゴ」と、誇らしげに語っていることを批判した。
「さらに不愉快なことは、太極旗が中国大陸を覆っていることを『北東アジアの制海権を確保する意味』と解釈しているという点だ」
環球時報は、ロゴとともに、韓国人の民族意識にも神経を尖らせた。
中国のマスコミは、1988年ソウルオリンピックの成功と2002年サッカーワールドカップのベスト4進出、経済力の拡大にともない、韓国人の民族主義が高まったと分析した。中国メディアは、一部の極端な民族主義者が、マスコミや市民団体を介して自らの主張を展開していることと、それに便乗する政治家らが民族主義を選挙戦略に持ち込んでいると主張する。
上海の同済大学アジア太平洋研究センターのチェ・ジウン朝鮮半島研究室主任は、環球時報とのインタビューで「韓国社会で民族主義は広がっているが、私が接触した韓国政府関係者は、民族主義が近隣諸国との関係に影響を及ぼすことを望んではいない」と反論した。 |