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格付け引上げ直後の急落
潜在成長力拡充 それでも警戒感
7月27日のソウル株式市場は、サブプライムローンの信用不安を受け急落したニューヨーク市場ショックから、120ポイント下げ、1900ポイントを割り込んだ。25日に2004.22ポイントを記録した総合株価指数(KOSPI)は1883.22ポイントで取引を終了した。25日は、米国の格付け機関「ムーディーズ」が韓国の信用格付けを「A2」に引き上げたことで、買い注文が殺到。総合株価指数は過去最高値となる2004.22ポイントを記録したが、その後の2日間で121ポイントの大幅下落をみせた。
7月27日のソウル株式市場は、外国人投資家による売り注文が相次いだ。一時は前日終値より100.15ポイントの大幅安となる1863.39ポイントまで値を下げた。
結局同日は、前日終値より80.32ポイント(4.09%)低い1883.22ポイントで取引を終了した。下げ幅は過去2番目の大きさだった。
この日、東京証券市場の日経平均株価は前日より2.36%下がり、香港のハンセン指数(3.57%)、台湾の加権指数(4.22%)、シンガポールのST指数(3.34%)も急落した。
韓国経済の現状診断には、相反する見方が出ている。ムーディーズによる信用等級の引き上げと、「第二の通貨危機」への警告だ。
米国の格付け機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、韓国の格付け引き上げの要因として、(2)貿易・金融・資本市場の自由化などによる潜在成長力の拡充(2)マクロ経済の安定的運営、国家財政の安定性管理(3)6カ国協議合意の履行などに伴う北朝鮮関連の不確実性の減少などを挙げた。長期的には貿易と金融、資本市場の自由化が、国の競争力を強化し消費者の福祉を増進する一方、経済成長の潜在力を育てると評価した。
一方、「韓国経済は1997年の通貨危機前の状況と共通する部分が多い」と警告が出されている。蔚山商工会議所とサムスン経済研究所が7月26日開いたフォーラムで淑明女子大学の申世敦教授が述べた。
聯合通信が伝えたところによると、外国為替市場の動向と輸出経済力に関して申教授は、景気循環サイクルと為替相場の上昇、株価上昇、金利上昇などの経済指標を総合的に分析した結果、韓国の経済現況は97年当時とよく似ていると説明し、韓国も再び通貨危機に陥らないとは限らないと指摘した。
申教授は、通貨危機は政府の誤った為替政策が招いたものであり、政府は市場経済に委ねるべきだと提言した。
ウォン高防止に韓国政府は市場介入を続けている。外国為替市場の安定を図るため発行される新規国債は、来年も11兆ウォンで総額は100兆ウォンに達する見込みだ。ウォン・ドル相場の上昇は世界的な米ドル安と、造船受注増加などによるもので、11兆ウォンではウォン高に歯止めはかからないとの見方が支配的だ。
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