| 「盧武鉉神話」信じて?20人が出馬
「汎与圏」の立候補者たち
親北朝鮮派で、反ハンナラ党系の各政党のことを韓国では「汎与圏」と呼んでいる。つまり、ウリ党、統合民主党、ウリ党離党議員たちのことだ。
ここから大統領選に立候補を表明した政治家は約20人。候補者が多すぎるため、「汎与圏」は調整に追われている。
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支持率2%。それでも李元総理は自信にあふれている |
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孫鶴圭前京畿知事や鄭東泳元ウリ党議長、李ヘチャン、韓明淑の総理経験者ら、汎与圏の大統領候補たちは、8月19日前後に第1次予備選挙を行うことで合意した。
汎与圏の国民競争選挙推進協議会は、第1次予備選挙で候補者を7、8人に絞るという。候補者らは9月15日から1カ月間全国を巡回した後に、10月14日をめどに最終候補を選出する予定だ。
現在まで汎与圏から出馬表明を行ったのは、前出の四人に加え、金ヒョッキュ、千正培、金元雄、秋美愛、李仁濟、金斗官などがいる。
各候補者共通の悩みは支持率の低さだ。
10%に近い支持率を得ている候補は孫前知事1人だけで、その後を鄭元議長(3〜5%)、李、韓前総理(1〜3%)が追う形になっている。そのほかの候補の支持率は、0.5%余りに過ぎない。
彼らはなぜ、支持率が低いにもかかわらず、立候補を表明したのだろうか。
理由として考えられるのは、確固たる支持勢力を背景に政界を牛耳った3金(金泳三、金大中、金鍾泌)時代が終わったということだ。さらには、5年前に盧武鉉の大統領当選を目の前で見たことも、立候補を決断させた理由として挙げられる。
5年前、民主党の予備選スタート時の盧候補は、党内でも目立たない支持率2%台の候補だった。逆転に次ぐ逆転で、盧候補は最終的に勝った。盧候補の戦いぶりは、「9回裏ツーアウトからの逆転満塁ホームラン」と言われた。
盧武鉉候補の戦いぶりを今年の状況に当てはめると、孫前知事のハンナラ党離党は、予定通りの行動だったとも読み取れる。孫前知事にしてみれば、ハンナラ党内で李明博や朴槿惠の壁を超えることは難しく、他の選択肢が必要だった。
「汎与圏」であればハンナラ党との対立軸を形成できる。ウリ党が分解したことで、孫前知事の入り込む空間は広がった。
孫前知事は、ハンナラ党から「裏切り者」というレッテルを貼られたとしても、自分の支持率の上昇を、2002年の「盧武鉉神話」と重ねて満足しているのかもしれない。
20人以上が乱立している汎与圏候補たちに対し、米国の例を挙げて、支持率20%未満の候補は資格を剥奪すべきという人は多い。汎与圏の候補者たちは、不利な状況にもかかわらず、自信を覗かせる。
鄭元議長は最近、ハンナラ党内誌とのインタビューで、汎与圏の逆転に言及した。
「今はハンナラ党だけが話題に上っているが、彼らは誰がより腐敗しているかと、ネガティブ・キャンペーンを繰り広げているだけだ。支持率は些細なことですぐに上下する。汎与圏の枠が整えば、状況は180度変わる」
盧武鉉大統領が見せた支持率2%からの逆転は、大統領選出馬への心理的ハードルを下げた。その結果は今回の大統領選で如実に表れている。20人以上の汎与圏候補たちは、この暑さで蜃気楼を見ているのだろうか、自分たちは「逆転神話の主人公」だと信じている。
(ソウル・李清照)
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