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2007年7月4日発行版
 
鬱陵島南海底  韓国ガスハイドレート採掘
 


石油に代わる次世代燃料  推定6億ドル30年分の消費量

 韓国政府のガスハイドレート開発事業団は先月19日、鬱陵島南方100キロメートルの海底からガスハイドレートの採掘に成功した。当該地域のガスハイドレートの推定埋蔵量は、韓国の年間ガス消費量30年分に相当する6億トンとされる。エネルギー自給率の大幅な改善が見込まれ、エネルギー源を外国に依存しないという青写真さえあるという。
(ソウル・李民皓)

商用化はまだ先だが
 
   

 ガスハイドレートはメタンが水と結合した固体で、ドライアイスのような形状だ。火をつければ燃えることから「燃える氷」と呼ばれる。そのため、19世紀が石炭、20世紀が石油の時代だとしたら、21世紀はガスハイドレートの時代という専門家もいる。
 ガスハイドレート1リットルを分解すると、164リットルのメタンを得ることができる。エネルギー効率は高い。ガスハイドレートからメタンだけ分離することができれば確かなエネルギー源になるに違いない。
 しかし商用化は、まだ先のようだ。メタンを大量に抜き出す技術が開発されていないからだ。
 80年代に採取に成功した米国と日本は、技術開発目標年度を2015年に定めている。産業資源部は今年九月から、東海上の5カ所で本格的な試掘を行う計画だ。
 2014年までに投入される財源は2257億ウォン。米国、日本のように2015年から本格的な生産に移行するという方針を立てた。
 商用化のための技術開発はこれから始まるのだが、韓国国内は、まるで莫大な量の石油を確保したように浮かれている。
 一方日本では昨年、新潟県の沖合30キロメートル付近で、ガスハイドレートが確認されている。

 ハイドレートとは水分子のつくるクラスター(かご構造)の中に、ガスの分子が取り込まれた状態にある物質。メタンハイドレートは、低温で高い圧力が加わる寒冷地帯の地下や、海底で発見される。米国、日本周辺から多く見つかっているが、どの国も商用化できる技術を確立していない。二酸化炭素の排出が少ないクリーンエネルギーの一つとして、実用化に期待がかかる。

 



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