| ネポティズム(血族主義)コードで韓国映画を見ると良く分かる。この映画もそうだ。もっとも家族は家族でも、擬似家族「ヤクザ一家」である。しかも、原題「汚いカーニヴァル」が示唆するとおり、裏切りの連続である。ノワール・アクション。迫力十分。
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ビョンドゥは三流暴力団のNo2 |
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冴えない三流暴力団のナンバー2(小頭)ビョンドゥの口癖は「家族ってのは、一緒に食べる口・仲間だ」。だから、畳に新聞紙を敷いて、車座になる七人は「家族」なのだ。序列が厳しく、親のためには命も捨てる社会。ようやく手に入れたゲームセンターの開所日。敵の暴力団から殴り込みを受け、高校時代の初恋の女性に会っていた彼が、駆けつけたときは後の祭り。
才覚のきくナンバー3が頭に取り入って、ゲーセンの経営を始める。医療費にも金が必要なビョンドゥは必死だった。大親分はかつての賄賂事件で、腐れ縁ができた検事を消したがっていた、ビョンドゥはこの火中の栗をあえて拾うことで大親分と手を結ぶ。
家族の生計に心配もなくなり、初恋の人とも愛を育みながら人生を楽しめるようになった。
しかし、ビョンドゥの心には誰にも語ることのできない、どす黒いオリのようなものが固まっていた……。韓流シネマフェスティバルのトップを飾る作品。
シネマートの六本木&心斎橋で8月25日から。以降全国展開。
詳細問い合わせ= www.cinemart.co.jp/han‐fes2007
(映画ジャーナリスト=長田いくお)
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