| 「千年翡色 康津青磁 日本巡回展」始まる
現代作家の作品100点を展示
高麗青磁の逸品を集めた「千年翡色 康津青磁日本巡回展」が日本で開かれている。
康津とは、全羅南道にある高麗青磁の中心地で、康津郡の青磁陶窯址はユネスコの世界文化遺産に仮登録されている。韓国の青磁陶窯のうち、約半数にあたる200が同地にある。
朝鮮青磁は、9世紀ごろから作られはじめ、12世紀に隆盛期を迎えた。当時は中国の王朝にまで、作品の美しさは伝わっていたという。
巡回展は8日、東京から始まった。13日から17日までは名古屋・ノリタケギャラリー栄、19日から24日までは茨城県笠間市・工芸の丘クラフトホール、26日から7月1日までは栃木県益子町・メッセ美術館、7月3日から8日までは京都・文化博物館、7月9日から13日までは大阪・韓国文化院を巡回する。
高麗青磁の特徴は、「翡色」と呼ばれる色にある。うすい青緑に近い色で、これは朝鮮青磁特有の釉薬によるものだ。一つの作品が完成するまでに24の工程と、70日間を要するといわれる。
今回の巡回展に出展しているのは、全羅南道無形文化財第36号の李龍熙など、康津の陶工15人だ。韓国から持ち込まれた作品は100を超える。伝統的な技法やデザインを忠実に再現した作品から、現代的な感覚を取り入れた作品まで、韓国青磁の魅力を一度に見ることができる。
オープニングセレモニーで挨拶した柳明桓駐日韓国大使は「韓国の青磁は中国から伝わり、その中国を超える、独自の発展を遂げた。康津の青磁は韓国青磁の発祥地であり、継承地でもある」と述べた。
日本にも愛好家は多い。朝鮮青磁の名作は、戦国時代から江戸時代にかけて、城一個と同等の価値を持つものもあったほどだ。まさに韓日中の三国をまたにかけた、東アジアを代表する陶芸作品の一つだ。
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