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2007年5月16日発行版
 
大統領の椅子 狙い
 



盧武鉉派 活発な活動s

 盧武鉉派の政治家たちの動きが活発だ。
 韓明淑前総理は4日、ウリ党の大統領候補予備選への参加を宣言した。李ヘチャン元総理の対外活動も目立ってきている。金ヒョッキュ前慶尚南道知事は今月上旬、盧武鉉派の議員たちと3泊4日の北朝鮮視察に行ってきた。

訪朝後、記者会見する金前慶南知事(左から2番目)
 
   

 韓前総理は女性、李元総理は忠清道、金前知事は慶尚道を支持基盤にしている。票の取り合いになる可能性は少ない。
 李前総理は3月上旬、平壌と北京を訪問した。4月の東京に続き、今月中旬にはワシントンでライス国務長官など、米国の主要人物と会う。6月にはロシア訪問も予定している。
 6カ国協議の全参加国を歴訪するのは、李元総理に対する現政権の期待の表れだ。
 行動の早さは李元総理に軍配が上がるが、活発さは韓前総理が上回る。
 韓前総理は4月末、盧大統領の親書を携え、エリツィン前大統領の弔問団代表としてロシアを訪問した。ロシアの次期大統領に名が挙がるウラジミール・ヤクニンロシア鉄道公社社長と会った。今月23日には東京で開かれる「日経フォーラム」に参加して安倍首相ら日本の有力政治家に会う。
 金前知事は2日、党内北東アジア平和委員会所属の李華泳、李光宰、金鍾律、金太年議員とともに平壌を訪問し、北朝鮮側と「ソウル―開城間の南北水路開通」や「南北コンクリート資材共同採掘事業」などを推進すると述べた。
 盧武鉉派の3人は、事前に青瓦台との調整を行った上で行動を起こした。ウリ党は北朝鮮と朝鮮半島に働きかけて「平和論」を引き出し、ハンナラ党候補との差別化をはかろうとしているという見方が多い。
 一方で、ウリ党の分裂も現実化している。
 近日中にも鄭東泳、金槿泰の両議長経験者が離党する可能性は高い。
 ウリ党離党議員たちの「統合新党の集い」は7日、民主党と統合し「中道改革統合新党」を創党した。
 ウリ党とその支持者は、「盧武鉉派」(ウリ党残留派)、「非盧派」(鄭東泳・金槿泰派)、そして「統合新党派」に三分される可能性が濃厚になった。
 現在3大派閥のうち、もっとも活発な活動を見せるのは盧武鉉派だ。目標は大統領の椅子だ。
 誰が候補になっても、国民の約15%と推定される盧大統領の支持基盤を受け継ぐことができる。南北関係が進展して浮動票を取り込めれば、逆転の機会が来るという期待もある。
 たとえこのシナリオがうまく運ばなくても損にはならない。少なくともウリ党はその命脈を維持できるからだ。
 盧大統領としてはウリ党の議席が減っても、在任中は「存在感」を維持できる。大統領の任期満了後には、政治活動の基盤になる「盧武鉉党」になる。
 盧武鉉派の攻勢は、今回の大統領選挙ではなく、次期大統領選挙と、来年4月の国会議員選挙を念頭に置いた中長期的な布石という分析もある。

 
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