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2007年5月2日発行版
 
4月25日補欠選挙  ハンナラ党 惨敗
 

無所属候補が台頭  大統領選に不安な影

 12月の大統領選挙の下絵になるのか。3人の国会議員と6人の市・区長を選ぶ補欠選挙が4月25日行われた。結果はハンナラ党が、がっくりと膝をつくことになった。
 補欠選挙でのウリ党の惨敗は“恒例”化していたが、改選前に40議席だったハンナラ党は、無所属候補の大量当選によって惨敗した。ハンナラ党は国会議員1人、市長1人のみを当選させただけだった。

補欠選挙結果を受け、頭を下げるハンナラ党幹部たち
 
   

 ハンナラ党の党支持率は50%、大統領候補2人の支持率は70%を超える。数字の上では、ほかのどの党もおよばない。
 今回の選挙でハンナラ党はなぜ敗北したのか。この党の伝統的支持基盤である大邱と慶尚道で、当選者は全員無所属候補だった。それも大差をつけての当選だった。それほど無党派層の多さは際立っていた。ハンナラ党の基盤は、“砂上の楼閣”であったことが証明された。
 党内では「大統領選挙の予防注射になった」という反応もあるが、市民が現在のハンナラ党に不満を抱いていることが明らかになった形だ。12月の大統領選挙で、今回と同じ結果が表れる可能性もある、韓国の有権者のうち、半数以上は無党派層と見られているからだ。
 ウリ党とウリ党からの離党議員たちは、今回、ほとんどの地域で候補を出さなかった。
 “ウリ党公認”は“必敗”というイメージが固定され、ウリ党は「無所属」で選挙を戦う方針に変えた。ウリ党は選挙結果を受け、「民主改革勢力の統合に希望が見えた」と評価した。無所属の躍進は、ウリ党をして大統領選に希望を見いださせた。
 国会議員選挙は3議席だけという小さな選挙が注目された理由は、大統領選を占う選挙と目されていたからだ。今回の選挙結果だけを見れば、ハンナラ党は敗北を予告されたことになる。
 ハンナラ党大統領候補の李明博前ソウル市長と朴槿惠前党代表は、選挙期間中一度も共同で遊説を行わなかった。
 朴槿惠陣営が李明博氏の不正暴露と検証を提起して以後、2人の間には大きな溝ができた。全南で遊説を行った時などは、2人は同じ時間帯に到着していながら、別々に支援演説を行った。
 最近、ハンナラ党では、公認をめぐる不正疑惑が持ち上がった。
 4月19日、京畿道のある議員の公認に絡み、1億3000万ウォン相当の金品授受があったと報じられた。20日には姜在渉代表の地盤である大邱西区事務局長の「選挙法違反に伴う罰金の滞納」が発覚した。
 3年前「チャテギ」(自動車のトランクに現金を入れて授受する手法)事件が発覚して以来、党舎をテントにしてまで改革すると宣言したハンナラ党だったが、旧態をさらけだしたと非難された。
 今回の選挙で注目されたのは、選挙が「ハンナラ党」対「反ハンナラ党」という形で戦われたことと、朴槿惠と李明博の分裂を市民は支持していないことが明らかにされたことだった。
 対決を続ける朴陣営と李陣営は、党内の予備選挙が終わった後、協調体制を取れるのか。悲観的観測のほうが多い。
 ハンナラ党の支持者層が、対極にいるウリ党系の無所属候補に票を投じたことも、今後のハンナラ党には不安材料だ。
 ハンナラ党は、1997年と2002年の大統領選挙でよほどのことがない限り勝てるだろうと自信をのぞかせていた。だが、「よほどのこと」は2回起きた。今回の選挙は、ハンナラ党の過去2回の失敗を再現したかのようだ。
 (ソウル支社・李清照)

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